2021-08-10 【金融庁】初の理系出身長官 政権との「間合い」が課題 初の理系出身(東大工学部卒)長官の中島淳一(1985年旧大蔵省)が率いる金融庁の新体制が始動した。「切れ者の理論家」「温厚で人当たりがいい」(有力OB)と庁内評も上々だ。 ただ、地銀再編やコロナ禍で打撃を受けた地方企業の再生を始め重要課題が山積。「あくまで政府からの情報伝達の一環として金融機関にも協力してもらう趣旨と理解していた。こんな大騒ぎになると思ってもみなかった」。4度目の緊急事態宣言が発令された東京都内の飲食店による酒類提供規制を巡る混乱について、中島氏周辺からはこんなぼやき声が漏れる。 askpartners.jp